カウンセリング・セラピー

芸術セラピーで得られること

大垣 岐阜 各務原のメンタルケア カウンセリングルームYou&愛

みなさん、こんにちは。
プロフェッショナル心理カウンセラーの溝俣ともみです。

みなさんには、理想の自分ってありますか?それは願望に近いものかもしれません。
わたしは、こんなふうになれればいいな、こんな自分でいたいなと時々考えていました。
芸術セラピーのトレーニングに参加したとき、粘土で「いまの自分」というものを作ったことがありました。

緑のとげとげしたものがわたし自身認識している「自分」で、赤の水玉模様が「こうありたい自分」です。わたしはそれぞれ、名前を付けてあげました。
イガイガくんは、自分にはたくさんのとげがあり、それが周囲の人を傷つけてしまうことを理解していますので、普段は家のなかにいてあまり外には出ません。まんまるちゃん明るくて、いつもみんなのことを考え、自分に好意を持ってもらえるように頑張っています。

明るくて人懐っこい というのは、わたし自身のこうありたい自分です。ですが、わたし自身、本当は人当たりがきつく、周囲の人に嫌な思いをさせているに違いないと思っていました。そして、そんな自分が嫌いでした。
セラピーのなかで、わたしはイガイガくんのこころの声に耳を傾けます。

自分を表現しているとき、いつもわたしは、こころのなかでそう叫んでいます。自分の中の感情が少しずつ膨らんでいってパンッとはじけるような感覚を感じます。その瞬間、わたしはこころが満たされたような安心感を得るのです。

イガイガくんは、わたしのこころのシャドウ(影)です。

ユング心理学シャドウとは自分の中の「不愉快なもの」「否定してきたもの」「受け入れられない部分」です。
「周囲の人を傷つけてしまう」というのはわたしにある攻撃性をあらわしており、これは養育歴の中で培ってきたものです。そして社会で生きているわたしが、決して周囲の人に受け入れてもらえないと感じている自分の個性でもあります。芸術セラピーを通して、わたしは自分自身と会話をし、自分のなかでなにが起こっているのかを理解することができました。

わたしはさらにイガイガくんに尋ねます。

いま、あなたが望むものはなんですか?

「広い視野で、ものがみられる瞳がほしいです。イガイガの先に瞳がついていて、いろんな角度でものがみられるのです」
「それは素敵ですね。そうなったら、どんなふうになるのでしょう。」

セラピーのなかでは、カウンセラーとこんな会話をしていきます。こうありたいという自分は、あなたのどんな想いが込められているのか、あなたはなにを大切にしていきたいのか、日常のなかで、カウンセラーと一緒に、そういう会話をすることで、あなたの人生をより豊かなものにしていきませんか。

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